ASCII.jpデジタル用語辞典 「LPX」の解説 LPX 米Western Digital社が考案したPC用マザーボードのフォームファクタ。LPXの特徴は、マザーボードが標準で持つI/Oデバイス(マウス、キーボード、シリアル、パラレルなど)のコネクターをマザーボードに直接配置し、これをケースの背面から露出して利用できるようにしたこと、Riserカードを利用することで、拡張カードをマザーボードと水平に配置できるようにしたことである。従来のベビーATタイプと比較すると、ケース内の実装密度を向上させやすいことから、主に大手ベンダー製のPCにおける、スリムケースやデスクトップケースを使用する小型タイプで広く利用されるようになった。ただしこのLPXでは、マザーボードに直接配置するI/Oコネクター用の領域が狭いこと、またこれらの配置やRiserカードとそれを利用した拡張カードの配置、Riserカードとマザーボード間のインターフェイスに標準がなく、事実上、ベンダー独自仕様になってしまうこと、などの欠点がある。こうした問題に対しIntelは、Riserカードを利用するフォームファクタの標準仕様として、NLXを提唱している。 出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報 Sponserd by