20世紀西洋人名事典 「M.アントノヴィチ」の解説
M. アントノヴィチ
Maksim Alekseevich Antonovich
1835 - 1918
ソ連(ロシア)の哲学者。
聖ペテルブルクの神学校で学び、雑誌の寄稿家となる。カントの先天論とその不可知論やヘーゲル主義者や宗教哲学者を批判し、チェルヌィシェーフスキーらが展開した人間学の立場をとる。政治面ではロシア社会機構の根本的変革の必要を説いたが、革命的民主主義者ほど一貫していなかった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報