20世紀西洋人名事典 「M.ポクロフスキー」の解説
M. ポクロフスキー
Mikhail Nikolaevich Pokrovskii
1868 - 1932
ソ連の歴史家,政治家。
元・ロシア共和国文部人民委員代理。
モスクワ生まれ。
モスクワ大学を卒業後、ロシア史家の道を進むが反政府的傾向で政府に講義を禁じられる。1905年社会民主労働党に入党し、ボリシェビキに加入、新聞の編集に加わる。反動期には代表作「古代よりのロシア史」5巻(’10〜13年)を著し、第一次大戦中には「ロシア文化史概説」2巻(’15〜18年)を著す。’18年ロシア共和国文部人民委員代理を務め、文部行政に携わると同時に歴史研究所の創設や歴史関係学会誌の発行にも関係し、マルクス主義に立つソビエト歴史学界の最高指導者となる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報