20世紀西洋人名事典 「M.モース」の解説
M. モース
Marcel Mauss
1872.5.10 - 1950.2.10
フランスの社会学者,民族学者。
元・コレージュ・ド・フランス教授。
エピルナ生まれ。
20世紀を代表する社会学者エミール・デュルケールの甥。1902〜30年母校パリ高等研究院で「非文明民族の宗教史」講座を担当後、’29〜39年にはパリ大学民族学研究所で教鞭を執り、その傍ら、’31〜39年にはコレージュ・ド・フランスで民族学教授も兼任。この間、叔父のデュルケーム学派の機関誌「社会学年報」の編集に従事し、叔父の死後は’25〜26年に同誌を復刊し、同派の後継者となる。主著には彼の業績の集約ともいえる「贈与論」(’25年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報