M.W.ベイエリンク(英語表記)Martinus Willem Beijerinck

20世紀西洋人名事典 「M.W.ベイエリンク」の解説

M.W. ベイエリンク
Martinus Willem Beijerinck


1851.3.16 - 1931.1.1
オランダの微生物学者。
元・デルフト工科大学教授。
アムステルダム生まれ。
ウイルス研究の先駆者。農林専門学校で植物学を教えた後、オランダ酵母会社に勤務。1895年母校のデルフト工科大学植物学教授就任。土壌微生物分野で1888年根瘤菌を取り出した。1898年タバコモザイク・ウイルスを発見し、ウイルスが濾過性感染体であることを確認した。窒素固定細菌には彼の名を冠したBeijerinckia属がある。1906年アムステルダム王立アカデミー会員。’26年イギリスのローヤル・ソサエティ会員。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android