MagicCap(読み)まじっくきゃっぷ

ASCII.jpデジタル用語辞典 「MagicCap」の解説

Magic Cap

General Magic社が開発を行なっていたPICと呼ばれる個人用情報ツールのためのOS。指やペンで画面に表示されているグラフィックに触れたり(タッチ)、画面上を移動したり(スライド)する2つの動作「タッチ&スライド」だけで基本操作を行なうことができる。Magic Capの基本画面は個人的な情報を扱う机のシーン(Desk)、ソフトウェアのある部屋のドアが並ぶ廊下のシーン(Hallway)、外部とのコミュニケーションを行なう市街のシーン(Downtown)から構成される。また、Telescriptを標準でサポートし、高度なオンラインサービスを受けたりコミュニケーションを行なったりできる。NTTの子会社エヌティーティーファン企画では、1997年まで、Magic Cap端末であるMagic Linkを用いたサービスであるPaseo(パセオ)の運営を通してMagic Cap端末の可能性の検証などを行なっていた。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android