NASAKOM(読み)ナサコム

旺文社世界史事典 三訂版 「NASAKOM」の解説

NASAKOM
ナサコム

インドネシアスカルノが唱えた統一戦線
1950年代後半より政党政治が行き詰まる中,「指導される民主主義」を提唱するスカルノは,軍部共産党との勢力均衡の上に自らの権力基盤を築き,国民党などの民族主義(Nasionalisme),イスラーム系政党などの宗教(Agama),そして共産主義(Komunisme)の3勢力によるナサコム体制を固めた。しかし,国際的孤立と経済危機が深刻化する中で,共産党と軍部・イスラーム系勢力との対立が強まり,1965年の九・三〇事件で崩壊した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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