NASAKOM(読み)ナサコム

旺文社世界史事典 三訂版 「NASAKOM」の解説

NASAKOM
ナサコム

インドネシアスカルノが唱えた統一戦線
1950年代後半より政党政治が行き詰まる中,「指導される民主主義」を提唱するスカルノは,軍部共産党との勢力均衡の上に自らの権力基盤を築き,国民党などの民族主義(Nasionalisme),イスラーム系政党などの宗教(Agama),そして共産主義(Komunisme)の3勢力によるナサコム体制を固めた。しかし,国際的孤立と経済危機が深刻化する中で,共産党と軍部・イスラーム系勢力との対立が強まり,1965年の九・三〇事件で崩壊した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む