NCSE(読み)えぬしーえすいー

知恵蔵mini 「NCSE」の解説

NCSE

非けいれん性てんかん重積状態(nonconvulsive status epilepticus)の略称。繰り返し自律的に脳が過剰興奮を起こす慢性の脳疾患「てんかん」のうち、突然倒れるなどのけいれん発作を伴わず、その状態が5分以上持続あるいは反復するもののこと。急性脳症・脳血管障害・腫瘍外傷など頭部の疾患により起こると考えられている。NCSEになると、凝視・反復性の嚥下(えんげ)運動・認知機能の低下・意識障害などの症状を呈し、昏睡心肺停止に至ることもある。2014年時点で、NCSEは社会的のみならず医師界においても認知度が低いうえに公式診断基準がないこともあり、多くは適切な診断・治療がなされていないとみられている。

(2015-4-16)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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