20世紀西洋人名事典 「P.ローレンツェン」の解説
P. ローレンツェン
Paul Lorenzen
1915 -
ドイツの数学者,科学哲学者。
エルランゲン大学教授。
ボン大学で大学教授資格を取得し、1962年エルランゲン大学教授就任。数学基礎論学会に新風を吹き込み、一種のメタレベルの公理系の構成を目ざす操作論理学を提唱した。その後ユニークな対話的構成基準に基づく規範論理学を確立して巧みに合理論と経験論を統合。又実践哲学においても規範の弁証法的発生論を説いた。著書「操作論理学および操作数学入門」(’55年)、「形式論理学」(’58年)、「厳密学の発生」(’60年)、「メタ数学」(’62年)、「規範論理学と規範倫理学」(’69年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報