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実践哲学 じっせんてつがく philosophia practica

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

実践哲学
じっせんてつがく
philosophia practica

思弁哲学あるいは理論哲学に対置される哲学の一部門。実践的認識を対象とする。思弁が知ることを目的とするのに対して実践的認識は行為に向けられている。この場合行為には大別して2つの分野が考えられる。

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デジタル大辞泉の解説

じっせん‐てつがく【実践哲学】

実践的な事柄を対象とする哲学。意志的行為の領域で、あるべきこと、または、なすべきことを規定する哲学で、狭義には倫理学・道徳哲学をさし、広義には政治・法律・経済・技術・芸術などの分野の哲学的考察を含む。また、通俗的には日常生活上の指針となる哲学をさす。→理論哲学

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大辞林 第三版の解説

じっせんてつがく【実践哲学】

人間の実践を研究の対象とし,さらに実践の上での指針を与えようとする哲学。倫理学・道徳論を中心として,広く人間社会の諸方面(政治・経済・芸術・技術など)への考察を含む。 ↔ 理論哲学

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

実践哲学
じっせんてつがく
practical philosophy

哲学のなかで、人間の実践(プラクシス)にかかわる諸問題を扱う部門が実践哲学とよばれる。アリストテレスは、人間の広義での知的活動を「見る」「行う」「作る」に分け、それぞれに理論学、実践学、制作学を対応させたが、このうちの実践学すなわち実践哲学は「人間がなす事柄についての哲学」であり、それは具体的には倫理学と政治学とを含むポリスの学、つまり広義での国家学をさしていた。しかし18世紀のカントによる理論理性実践理性の区別以後、実践哲学は事柄を純粋に理論的に扱う理論哲学に対置されるのが普通である。つまり人間の倫理的、実践的な諸問題、たとえば、善とは何か、義務とは何か、価値とか規範とは何かといった諸問題について、それらを事実として理論的に分析するだけではなく、それらを人間存在のあるべき姿との連関において、原理的に考察するのが実践哲学といえよう。ところでカントによると、哲学とは「人間理性の究極諸目的の学」であるが、そうした諸目的のうちでもっとも究極的な目的は「人間の全体的規定」であって、それに携わるのが道徳学、すなわち実践哲学である。カントはこうした視点から、哲学の内部でも理論理性に対して実践理性が優位を占めるとした。カントのほかにも、哲学の根本は人間がいかに生きるべきかを問うことにあるとして、哲学における実践哲学の優位性を強調する哲学者は多い。[宇都宮芳明]

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