20世紀西洋人名事典 「R.ホメイニー」の解説
R. ホメイニー
Rūhollāh Khomeinī
1900.5.17 - 1989
イランの革命指導者。
元・シーア派最高指導者。
ホメイン村(イラン中部)生まれ。
イスラム教の学校で学び、イスラム神学、イスラム法の権威として早くから頭角を著す。1960年代初め、イスラム教シーア派の宗教指導者として大アヤトラの尊称を得、同派三巨頭の一人となる。’63年パーレビ国王の白色革命反対デモを組織。軟禁され、’63年国外追放。その後、フランスなど15年間の亡命生活後、’79年2月帰国。臨時革命政府を樹立。アメリカ大使館占拠を承認し、これをテコに12月に新憲法を制定。イラン・イスラム共和国を樹立。’80年9月イラン・イラク戦争勃発でフセイン政権打倒を掲げた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報