20世紀西洋人名事典 「R.W.マエストゥ」の解説
R.W. マエストゥ
Ramiro de Maeztu
1875.(1874.説あり) - 1936
スペインの政治思想家,作家,批評家。
別名Ramiro de Maeztu y Whitney。
父の工場が経営不振となり、若くしてジャーナリズムの世界に入り、「98年の世代」の作家の一翼を担う。初めはニーチェ主義者だったが、その後、多彩な思想遍歴でアナキスト、サンジカリスト、180度転向し超保守的「スペイン運動」の指導的理論家となり、超保守的右派グループ「アクシオン・エスパニョーラ」のリーダーとなるが、スペイン内戦勃発時に人民戦線側から銃殺刑に処せられた。主著書に「ドン・キホーテ、ドン・ファン、ラ・セレスティーナ」(1926年)、「スペイン精神の擁護」(’34年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報