20世紀西洋人名事典 「S.F.R.サレーユ」の解説
S.F.R. サレーユ
Sébastin Félix Raymond Saleilles
1855 - 1912
フランスの法学者。
元・パリ大学教授。
ディジョン近郊コート・ドール生まれ。
ブルゴーニュの葡萄園主の子として生れる。カトリック学院法学部、パリ大学博士課程を経て、1884年教授資格を取得した。グルノーブル大学、ディジョン大学教授を経て、1895年よりパリ大学で刑事立法、民法、比較民法を教える。1900年の比較法国際会議の組織、立法研究協会の設立と運営、’02年創刊の民法機関雑誌、’04年の民法典100年記念論文集の企画などを積極的に行った。独立した学問領域としての比較法学の確立者であり、独、仏民法で優れた業績を残した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報