20世紀西洋人名事典 「T.H.リー」の解説
T.H. リー
Trygve Halvdan Lie
1896.7.16 - 1968.12.30
ノルウェーの政治家。
元・国連事務総長。
ノルウェー生まれ。
1919〜22年労働党書記。’22〜35年労働組合総同盟法律顧問。’37〜49年国会議員。’35〜39年法相。’39〜40年商相を歴任。以後、船舶相、供給相を務め、ドイツ軍のノルウェー侵攻後の’40年4月、ロンドンに亡命したノルウェー政府の外相。英米ソの協調に務めた功績を認められ、’46年初代国連総長。朝鮮戦争で、国連軍出動を強いられ、再任に際し、ソ連の拒否権発動を受ける。任期延長し留任した後’53年辞任。’55〜63年オスロ市長を務める。労働問題の権威としても知られる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報