TD-CDMA(読み)てぃーでぃーしーでぃーえむえー

ASCII.jpデジタル用語辞典 「TD-CDMA」の解説

TD-CDMA

Time Division Duplex-Code Division Multiple Accessの略。第3世代(3G)携帯電話の通信方式である「IMT-2000」の1つで、高速なデータ通信規格として注目されている。IMT-2000で標準化された方式としてほかに、NTTドコモボーダフォンの「W-CDMA」や、KDDIの「MC-CDMA」がある。これらの方式では、上りと下りの帯域周波数帯域で分割しているが、TD-CDMAでは上りと下りで同じ周波数を共用し、時間で区切って送受信を切り替える。1つの周波数しか使わないため、端末回路を単純にできるというメリットがある。また、時間軸の割り当てを変えることで、上り下りの速度非対称にすることなども可能となる。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android