Vゴール(読み)ブイゴール

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「Vゴール」の意味・わかりやすい解説

Vゴール
ブイゴール

サッカーで,延長戦になった場合にどちらかが得点した時点で試合を終了する勝敗決定方式Jリーグ (日本プロサッカーリーグ) が引き分けをなくすために世界で初めて採用したが,国際サッカー連盟 FIFAからサドンデス sudden death (突然死) 方式という一般的な名称はイメージが悪いとの指摘を受けて,1994年度からVゴールと改めた。Vは勝利 victoryの頭文字。国際的にはゴールデンゴール方式の名で 1998,2002年のワールドカップでも採用された。しかし,Jリーグは1部が 2003年に,2部は 2002年に延長廃止したためVゴール方式の実施はトーナメント戦だけとなり,2004年夏からのルール改正により公式戦では全世界的な廃止が決まった。

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とっさの日本語便利帳 「Vゴール」の解説

Vゴール

後半勝負がつかない場合、延長戦でどちらかが得点を挙げた時点で勝敗を決める方法。引き分けに馴染まないJリーグが導入し、W杯では一九九八年フランス大会からゴールデンゴールの名称で採用された。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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