20世紀西洋人名事典 「V.パス・エステンソロ」の解説
V. パス・エステンソロ
Víctor Paz Estenssoro
1907.10.2 -
ボリビアの政治家,銀行家。
元・ボリビア大統領。
ダリハ市出身。
サン・アンドレス大学経済学教授を経て、政治家となる。1941年に国民革命運動創設に参加して、’43年ビジャロエル政権の蔵相を務めるが、’46年に同政権が崩壊し亡命。’52年の革命で国民革命運動派が政権に就くと大統領。’56年辞任。’60年に大統領に再選し、錫鉱山の国有化、農地改革など革命的改革を行ったが、軍事クーデターで失脚し、ペルー、パラグアイなどで亡命生活を送る。帰国後、’85年に奇跡的に復活し、三たび大統領に就任し、インフレの沈静化、税制の抜本的改革を行った。’89年退任。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報