20世紀西洋人名事典 「W.R.バイオン」の解説
W.R. バイオン
Wilfred Ruprecht Bion
1897 - 1979
精神分析医。
インド生まれ。
8歳の時英国に帰り、1906年Bishop’s Stortford Collegeで学び、第一次大戦に従軍する。’19年オックスフォード大学で近代史を学び、哲学教授パトンの影響を受けカント哲学に関心を持つ。’30年ロンドン大学で医師の資格を取得し、’40年陸軍病院に勤務し、傷病兵の士気高揚の方法としてノースフィールド実験と呼ばれる集団療法の技術を展開する。’48年精神分析医として開業し、’68年米国に移る。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報