知恵蔵 の解説
Xperia Z Ultra
13年10月にドコモやauから発売された「Xperia Z1」のサイズは、144×74ミリで、ディスプレイが約5インチと、従来のスマートフォンの中でも比較的大きなタイプだが、Xperia Z Ultraのサイズは更に大きく、179×92ミリで、フルHD表示(1080×1920ピクセル)が可能な約6.4インチの大型ディスプレイを採用している。
発表当初のOS(基本ソフト)は、Android 4.2だが、4.3にアップデート可能。Google Play Storeの製品は4.4を搭載している。CPU(中央演算処理装置)は、米クアルコム(Qualcomm)社のクアッドコア2.2ギガヘルツで、後発のZ1やZ1fと同じ。その他、約810万画素のオートフォーカスカメラや防水・防塵機能、Wi-Fi(2.4GHz/5GHz、802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth4.0、近距離無線通信の国際規格であるNFC(Near Field Communication)などを搭載している。
なお、Z Ultraでは、専用のスタイラスペンでの入力が可能な他に、市販のペンや鉛筆の利用もできる。Z Ultraに出荷時からインストールされている「スケッチ」アプリなどで、ペン入力によるメモを残したり、「クリップマネージャー」機能で、画面の一部を切り取って、スケッチに貼り付けることもできるため、ファブレットをペン入力主体で、手帳のように使いたいというユーザーのニーズに十分応えられる製品となっている。
(横田一輝 ICTディレクター / 2014年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報