20世紀西洋人名事典 「Y.リュビーモフ」の解説
Y. リュビーモフ
Yurii Petrovich Lyubimov
1917.9.30 -
ソ連の演出家,俳優。
タガンカ劇場総監督。
ヤロスラブリ生まれ。
軍隊勤務を経て、ワフタンゴフ劇場の舞台に立ち、同時にワフタンゴフ演劇学校で俳優教育に当たる。1963年卒業公演でブレヒトの「セチュアンの善人」を演出して評判になり、’64年タガンカ劇場を創設して、首席演出家となり、メイエルホリドやワフタンゴフ、タイーロフらの遺産を復活させ、ソ連の代表的な劇場に育てる。’83年訪英の際、当局が演出作品を認めなければ帰国しないと宣言し、’84年タガンカ劇場首席演出家を解任され、市民権も奪われる。その後、欧米で演出活動をしている。89年ソ連市民権回復後90年タガンカ劇場の総監督。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報