ロッキング脱線(読み)ロッキングダッセン

デジタル大辞泉 「ロッキング脱線」の意味・読み・例文・類語

ロッキング‐だっせん【ロッキング脱線】

地震の強い横揺れによって起こる列車脱線左右車輪が交互に浮き上がる状態で走行を続けるうちに、車輪のフランジレールの上面に乗り上げ、脱線する。
[補説]平成16年(2004)の新潟県中越地震による上越新幹線脱線事故の原因とされる。防止策として、レールの内側に並行して脱線防止ガードを敷設したり、列車の台車中央部に金属製の逸脱防止ストッパーを取り付けるなどの対応がとられている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android