一嘗め(読み)ひとなめ

精選版 日本国語大辞典 「一嘗め」の意味・読み・例文・類語

ひと‐なめ【一嘗・一舐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 一口なめること。
  3. ② 一口で全部をなめ、あるいは食べること。簡単に食物などをたいらげることもいう。
    1. [初出の実例]「焼味噌となりしを、口へ入れ、一嘗にしけり」(出典:咄本・醒睡笑(1628)一)
  4. ③ ( 形動 ) 転じて、すべてをおおいつくすこと。瞬時にすべてを包み込むこと。また、そのさま。多く、火事の焔などにいう。
    1. [初出の実例]「昼火事で一となめに二千五百戸も焼き払ったんだからなあ」(出典:明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎〉大正十年歳晩記)

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