三十講(読み)サンジッコウ

精選版 日本国語大辞典 「三十講」の意味・読み・例文・類語

さんじっ‐こう【三十講】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。法華経二十八品とその序経である無量義経とその結経である普賢観経とを合わせた三〇巻を、一日一巻ずつ三〇日間に講ずること。また、朝夕に各一巻ずつ一五日間で結了することもある。
    1. [初出の実例]「三十講初」(出典:御堂関白記‐寛弘四年(1007)五月九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android