世界文学(読み)せかいぶんがく(その他表記)Weltliteratur

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世界文学」の意味・わかりやすい解説

世界文学
せかいぶんがく
Weltliteratur

この言葉を初めて用いたのは晩年のゲーテであった。彼はそれを道徳的および美的感情の国民相互間における融合から生じるものとした。世界文学は単に全世界の文学の総量という意味ではなく,世界文学の対立物としての国民文学の存在を認め,その国民文学の存在意義を確立し深化させると同時に,時代や民族の制約から脱した超国民文学としての世界文学の理念が生れるとしたのである。 20世紀に入ってから,ことに近年の盛んな国際的交流のなかでは世界の存在がますます身近に実感されるとともに,世界文学の理念も一層意味を増してくるであろう。

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