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美的感情 びてきかんじょうästhetisches Gefühl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

美的感情
びてきかんじょう
ästhetisches Gefühl

美意識あるいは美的体験における感情のことをいい,立場によって説が分れる。感情移入美学は美意識の構造を感情移入の原理で解明するが,大別すると,現実感情説,感情表象説,および両者の総合の立場に区別される。現実感情説は,感情移入の過程が現実的感情にあると主張するもので,K.グロース,T.リップスに代表される。感情表象説は感情移入過程の直接性を否定し,感情移入過程が感情の表象にあるとするもので,S.ウィタセクらに代表される。 J.フォルケルトは基本的には感情表象説の立場をとるが,感情移入過程の発展段階として「主観的に強調された感情移入」を認め,両者の総合ともいうべき立場をとっている。新カント学派の美学者 H.コーエンは,カント美学の解釈を試みつつ,カントの方法論を発展させて,純粋感情の美学を提唱した。彼によれば,純粋感情は快,不快の感情でも,感覚感情でもなく,意識の根源からの純粋生産の方式であるとされた。現象学の美学では,これも立場により説が分れるが,たとえば R.オーデブレヒトは総体感情 (気分) の観点から美的感情の問題を取上げている。

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大辞林 第三版の解説

びてきかんじょう【美的感情】

美的なものを体験する際に生起する感情。

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