世界霊魂(読み)せかいれいこん(その他表記)anima mundi; soul of the world

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世界霊魂」の意味・わかりやすい解説

世界霊魂
せかいれいこん
anima mundi; soul of the world

宇宙がそれ自体活動する有機的統一体であるとされるとき,それは,ほかの動物と同様にみずからを支配する統一原理としての霊魂をもつと想定される。これが世界霊魂である。世界霊魂の観念は,特にプラトンの宇宙生成論 (『ティマイオス』) において最も完全な形式で現れており,天体の調和的運行と個々の人間の魂における精神的調和の回復を象徴している。アリストテレスは運動の説明原理としてこれを捨てたが,フィロン,アルビノス,プロチノスなど後期プラトン主義の伝統に立つ人々や,アベロエス,さらに近代のシェリングやフェヒナーらが再び採用した。

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