両眼視差(読み)りょうがんしさ(その他表記)binocular disparity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「両眼視差」の意味・わかりやすい解説

両眼視差
りょうがんしさ
binocular disparity

人間の両眼が 6cmほど離れていることにより,奥行きのある対象を見たときに左右の網膜像に生じるわずかな差異のこと。この差異が融合して,両眼で1つの像が知覚されることが,奥行知覚成立の重要な要因の一つになっている。

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世界大百科事典(旧版)内の両眼視差の言及

【知覚】より

…
[知覚の神経生理学的研究]
 この方面の研究は,ヒューベルD.H.HubelとウィーゼルT.N.Wieselが1963年にネコの視覚野で,細長いスリットや黒い線およびエッジに反応する細胞を発見してから急速に発展してきた。視覚野にはこのほか,両眼視差や網膜像の動きや色の対比を検出する細胞があり,これらが立体視や運動視や色彩知覚のための情報処理を行っている。しかし意識にのぼる知覚に対応する神経系は,より高次の感覚周辺野や連合野にある。…

※「両眼視差」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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