体積膨張計(読み)タイセキボウチョウケイ

化学辞典 第2版 「体積膨張計」の解説

体積膨張計
タイセキボウチョウケイ
dilatometer

液体などの体積膨張を測る器具で,目盛をつけた毛管Bと下部の球Aとからなっている.測定するためには,あらかじめこの容器の容積は目盛を含めて検定しておく.測定にあたっては,容器に被検液を下の線まで入れ恒温槽に浸し,恒温になってから目盛を読む.次に温度をかえてふたたび測定する.この差から体積の変化を求め,体積膨張率を計算する.Aの部分に固体を入れ,周囲に液を満たして固体の状態変化を体積変化として観測できる構造のものもある.相の変化を知る手段として用いられる.また,体積変化を伴う液相化学反応,たとえば重合反応の反応速度の測定にも利用される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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