一定温度を保つように自動制御された液体の入った槽.もっとも普通に用いられる室温付近の温度に対しては,液体として水が用いられる.液体を入れた槽,感温自動制御装置(狭義のサーモスタット),加熱(冷却)装置,かくはん機および温度計よりなる.定温性を高めるには,
(1)槽全体の熱容量を大きくする,
(2)感温部の感度および動作の再現性をよくする,
(3)保温(または保冷)をよくする,
(4)加熱(冷却)速度の調節,
などがある.注意すれば0.01 ℃ 前後の定温を得ることは容易である.密度などの物性測定,化学反応速度の測定,そのほか物理化学実験に広く使用される.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…家庭用では電気アイロン,こたつ,ルームクーラー,調理用加熱装置などの電気器具のほか,ガスオーブン,石油ヒーターにも用いられる。工業用としては各種の炉,反応槽,恒温槽などに広く用いられている。恒温槽のことをサーモスタットということもある(図2)。…
※「恒温槽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新