口付ける(読み)クチヅケル

デジタル大辞泉 「口付ける」の意味・読み・例文・類語

くち‐づ・ける【口付ける】

[動カ下一][文]くちづ・く[カ下二]
自分の唇を相手の唇・顔・手などに触れる。接吻せっぷんする。
言い慣らす。口癖に言う。
「常のことぐさには…とぞ―・け給ひける」〈十訓抄・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「口付ける」の意味・読み・例文・類語

くち‐づ・ける【口付】

  1. 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]くちづ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙
  2. 口ぐせに言う。言いならす。
    1. [初出の実例]「常はかの浄心信敬不生疑惑者の文を口付け、ことぐさとせり」(出典:発心集(1216頃か)七)
  3. 他のものに唇をつける。接吻する。
    1. [初出の実例]「ちがった顔とすがたの、おんがくが接吻(クチヅケ)られないごとく」(出典:続女ひと(1956)〈室生犀星〉女ごのための最後詩集・とらへられざるままに)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む