啓蒙絶対君主(読み)けいもうぜったいくんしゅ(その他表記)enlightened despot (イギリス)

旺文社世界史事典 三訂版 「啓蒙絶対君主」の解説

啓蒙絶対君主
けいもうぜったいくんしゅ
enlightened despot (イギリス)
Aufgeklärter Monarch (ドイツ)

18世紀に啓蒙思想の感化を受けて政治の合理化,国家の改造を企てた開化的な絶対主義君主
プロイセンのフリードリヒ2世,オーストリアのマリア=テレジア・ヨーゼフ2世,ロシアのエカチェリーナ2世らがその代表。その支配の本質はあくまで「富国強兵」をめざす絶対君主制であり,強力な封建貴族に対抗するため,「上からの近代化」を進める理論的根拠として,西欧的な啓蒙思想を利用した。産業助成策・農民保護政策などは,農奴制の下に貴族をおさえ,王政を強化するための軍事的要請から発せられた政策である。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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