固定祝日(読み)こていしゅくじつ(その他表記)festum immobile

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「固定祝日」の意味・わかりやすい解説

固定祝日
こていしゅくじつ
festum immobile

教会暦中毎年同じ期日に守られる祝日。この種の最古のものは,殉教者命日。のちに,聖人の命日,聖遺物の収められた日,主イエスの生涯中の出来事を記念する日などが加わり,特にクリスマス (→キリスト降誕祭 ) と公現祭中心となる。年によって移動する祝日は移動祝祭日といわれる。 (→キリスト教会暦 )

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世界大百科事典(旧版)内の固定祝日の言及

【教会暦】より

…したがって,キリストのできごとを祝う主の祝日はおもに主日(日曜日)に当たるのであるが,ミトラス教の太陽の誕生日の祭がキリスト教化されるようになり,東西諸教会の交流もあって,クリスマスが12月25日に,公現祭が1月6日に祝われるようになり,月日で定まる祝日が生じた。やがて,キリストの受難死と復活をあかしした聖母や使徒をはじめ,殉教者の記念日がたいせつにされ,あるものは祝日と呼ばれ,教会暦の中に月日によって固定した多くの祝日(固定祝日)ができたので,復活祭をはじめ,月日の一定していない祝日は移動祝日と呼ばれるようになった。右に典礼暦年における典礼季節と主日・祝祭日のおもなものを一覧表にして掲げる。…

【祝祭日】より

…聖霊降臨祭は3世紀までに,キリスト昇天祭はそれより遅れて確立した。他方,クリスマスは固定祝日であり,最初は東方で祝われたが,4世紀には西方にも広まった。同様に聖母マリアをめぐる祝日も東方起源で,西方では6,7世紀に一般化した。…

※「固定祝日」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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