塩化セリウム(読み)エンカセリウム

化学辞典 第2版 「塩化セリウム」の解説

塩化セリウム
エンカセリウム
cerium chloride

】塩化セリウム(Ⅲ):CeCl3(246.48).セリウム(Ⅲ)の酸化物,水酸化物,炭酸塩塩化アンモニウムと混合して加熱すると無水物が得られる.無水物は無色吸湿性結晶.融点847 ℃,沸点1730 ℃.無水物のほか,一水和物,三水和物,六水和物,七水和物がある.いずれも無色の吸湿性結晶である.水,エタノールに易溶,塩酸に可溶.セリウム金属,セリウム化合物の製造,オレフィン重合触媒などに用いられる.[CAS 18618-55-8:CeCl3・7H2O]【】塩化セリウム(Ⅳ):CeCl4(281.93).水溶液中でのみ存在する.水溶液は黄褐色.あまり安定ではない.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む