外朝(読み)ガイチョウ

デジタル大辞泉 「外朝」の意味・読み・例文・類語

がい‐ちょう〔グワイテウ〕【外朝】

宮廷で、君主国政をとる所。外廷
外国朝廷

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「外朝」の意味・読み・例文・類語

がい‐ちょう グヮイテウ【外朝】

〘名〙 =がいてい(外廷)色葉字類抄(1177‐81)〕〔礼記‐文王世子〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「外朝」の読み・字形・画数・意味

【外朝】がいちよう

朝廷。

字通「外」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の外朝の言及

【宮廷】より

…【二宮 宏之】
【中国】
 中国では,宮廷というのは帝王の居処のことであり,宮庭とも書かれ,〈朝廷〉〈宮闕(きゆうけつ)〉あるいは単に〈朝〉〈闕〉といわれ,しばしば商品交易の場である〈〉と対して呼ばれた。《周礼(しゆらい)》考工記によれば,国都を造営する際には,中央に王宮をおき,東に宗廟,西に社稷(しやしよく),前方つまり南に〈朝〉,後方つまり北に〈市〉を設けたし,《周礼》全体の記述からみると,天子には三朝があったことになり,路門より内側を天子の日常起居する場所である燕朝といい,路門外,応門内を天子が毎日臨御して政事をみる場所たる治朝といい,応門外,皋門(こうもん)内を朝士が政事をつかさどる場所たる外朝といったとされ,全体を内朝と外朝とに二大別するときは燕朝と治朝をあわせて内朝といったのである。 秦・漢以後の歴代の宮廷つまり朝廷が,《周礼》に記述されていたとおりの構造をもっていたわけではないが,大綱においては,その構想は尊重されていたとみてよい。…

【故宮】より

…これらは国家の重要な儀式を行ったところで,中でも正殿である太和殿は正面約60m,奥行き約33mの大建築である。東側には東華門内に文華殿,文淵閣,西側には西華門内に武英殿,南薫殿などがあり,以上の南半部は皇帝の公的な場所という意味で外朝と称する。その北半部は皇帝一家の私的な住居で内廷と称し,保和殿背後の乾清門から北に乾清宮,交泰殿,坤寧宮などが一直線に配置され,北門である神武門に終わっている。…

※「外朝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android