デジタル大辞泉
「定着氷」の意味・読み・例文・類語
ていちゃく‐ひょう【定着氷】
海岸から沖に向かって発達し、固着して動かない海氷。流氷に対していう。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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定着氷
ていちゃくひょう
fast ice
海氷のうち,海岸に固着して動かないもの。厚さは一般に1~2m以上で,幅は極地域では最盛期に 200kmも海岸から張出すことがある。表面はそれほど平坦でなく,雪,風,日射などの作用で凹凸が生じ,特に夏季には浅い水たまりが散在したり,割れ目が長距離にわたって形成されることもある。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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海の事典
「定着氷」の解説
定着氷
海氷が海岸や氷河壁等に定着して、生成域を動かないでいるものを定着氷という。これに対して、海上を漂流している海氷を流氷という。 (永田)
出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の定着氷の言及
【海氷】より
…北極海の氷丘は厚さが40mにも達する。岸と陸続きになって動かない海氷を定着氷fast ice,岸から離れて動き得る海氷を流氷(パックアイスpack ice)という。[流氷]【小野 延雄】。…
【流氷】より
…岸から離れて漂っている海氷。これに対して陸続きに接岸して動かない海氷を定着氷fast iceという。定着氷は沿岸域に限られるから,世界の海の面積の1割に及ぶ海氷域の大半は,流氷で占められている。…
※「定着氷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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