幽人(読み)ユウジン

精選版 日本国語大辞典 「幽人」の意味・読み・例文・類語

ゆう‐じんイウ‥【幽人】

  1. 〘 名詞 〙 世をのがれて、ひっそり暮らしている人。閑静に暮らしている人。
    1. [初出の実例]「波収隠士三秋盖、浦落幽人九月裳」(出典:凌雲集(814)九月九日侍宴神泉苑各賦一物得秋蓮応製〈良岑安世〉)
    2. [その他の文献]〔韋応物‐秋夜寄丘二十二員外詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「幽人」の読み・字形・画数・意味

【幽人】ゆう(いう)じん

世を避けた人、隠者。唐・応物〔秋夜、丘二十二員外(丹)に寄す〕詩 山しくして子(松かさつ 幽人應(まさ)に未だ眠らざるべし

字通「幽」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android