理性概念(読み)りせいがいねん

精選版 日本国語大辞典 「理性概念」の意味・読み・例文・類語

りせい‐がいねん【理性概念】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Vernunftbegriff の訳語 ) カント哲学で、いかなる経験にも与えられず、経験を超越しており、理性うちにのみ根拠をもっている、たとえば「経験の絶対的全体」「自由」「神」「不死」などの概念。これらを経験をこえて超越的に使うと、二律背反が生じるが、認識過程の最高の統制原理として使うと、学問的に価値があるとした。理性観念、純粋理性概念、先験的イデーなどともいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む