理性概念(読み)りせいがいねん

精選版 日本国語大辞典 「理性概念」の意味・読み・例文・類語

りせい‐がいねん【理性概念】

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Vernunftbegriff の訳語 ) カント哲学で、いかなる経験にも与えられず、経験を超越しており、理性うちにのみ根拠をもっている、たとえば「経験の絶対的全体」「自由」「神」「不死」などの概念。これらを経験をこえて超越的に使うと、二律背反が生じるが、認識過程の最高の統制原理として使うと、学問的に価値があるとした。理性観念、純粋理性概念、先験的イデーなどともいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む