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[機能]
社会的分業が発達することの機能は,なによりもまず仕事の専門化を通じての高い効率,したがって社会全体としての高い生産力の実現というところに求められる。しかしデュルケームの上述のような洞察は,社会的分業のもう一つの機能が,協働原理とでも呼びうるものを発達させて,近代産業社会の中心原理である競争原理の陥りやすい逆機能を緩和することにあることを示唆する。競争原理は,いうまでもなく業績主義基準によるパフォーマンスの評価を促進し,仕事への動機づけを高め,機会均等を実現する機能を果たす。…
※「競争原理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...