竹取の翁(読み)たけとりのおきな

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竹取の翁」の解説

竹取の翁 たけとりのおきな

竹取物語」の登場人物
竹製品をつくって生計をたて,嫗(おうな)とふたり山中にくらす。竹の中から見つけた少女をかぐや姫と名づけてそだてる。姫の成人後5人の貴公子や帝(みかど)が求婚するが,姫はいずれも拒絶し,天上にかえらねばならない運命をつげる。翁は帝にたのみ,兵にまもってもらったが姫は天人にみちびかれて昇天する。物語は平安時代初期に成立

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の竹取の翁の言及

【タケ(竹)】より

…《万葉集》に〈昔老翁(おきな)ありき。号(なづ)けて竹取の翁と曰(い)う也。この翁,季春の月にして,丘に登り遠く望むときに,忽に羹(あつもの)を煮る九箇(ここのはしら)の女子(おとめ)に値(あ)いき。…

※「竹取の翁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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