育児手当(読み)いくじてあて

日本大百科全書(ニッポニカ) 「育児手当」の意味・わかりやすい解説

育児手当
いくじてあて

1994年(平成6)に健康保険法が改正される前の医療保険給付の一つ被保険者(または被扶養者である配偶者)が分娩(ぶんべん)し、引き続きその出生児を育てる場合には、育児手当金として胎児1人につき2000円(配偶者の場合も同様)が支給されていた。しかし、前記の法改正によって出産育児一時金が創設され、それに伴って育児手当金は廃止された。

[小谷浩之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android