胸を貸す(読み)ムネヲカス

精選版 日本国語大辞典 「胸を貸す」の意味・読み・例文・類語

むね【胸】 を 貸(か)

  1. 考えを示す。助言助力をする。
    1. [初出の実例]「お前の知慧が借りたいゆゑ、ちょいと胸を貸(カ)しておくんなさいよ」(出典:歌舞伎・黒手組曲輪達引(1858)三幕)
  2. 相撲で、上位の者が下位の者の稽古の相手をしてやる。また一般に、実力の上の者が、下の者の練習の相手をしてやる。
    1. [初出の実例]「あの、ペイペイに胸を貸して、ドスンドスンぶつかせる奴のことを」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉昼の酒)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む