見果てぬ夢(読み)ミハテヌユメ

デジタル大辞泉 「見果てぬ夢」の意味・読み・例文・類語

みはてぬゆめ【見果てぬ夢】

李恢成イフェソン長編小説。昭和52年(1977)から昭和54年(1979)にかけて全6巻を刊行韓国ソウル舞台に、土着社会主義を目指す人々の苦悩を描く。

見果みはてぬゆめ

最後まで見終わらない夢。
心残りなことや実現不可能なことのたとえ。「優勝は、見果てぬ夢に終わった」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の見果てぬ夢の言及

【在日朝鮮人】より

…60年代末から70年代にかけて李成,金鶴泳,高史明,金泰生,鄭承博,詩人の金時鐘らが登場した。李成(1935‐ )は72年に《砧をうつ女》で第66回芥川賞を受賞し,在日二世の民族的主体の確立と祖国統一運動への参与をテーマに活動を続け,それらは《見果てぬ夢》(1979)として結実した。在日朝鮮人文学は作者それぞれの視点から〈在日〉を生きる姿勢と意味,祖国や同胞組織との関わり合い等が問題にされつつ今日に至っている。…

※「見果てぬ夢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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