視程計(読み)していけい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「視程計」の意味・わかりやすい解説

視程計
していけい

視程測定器械。視程は大気の濁りの程度を表し、いろいろな距離にある物体の見え方によって決める。目標の大きさ、形、明るさ、色、そのほか背景の状況や肉眼の個人差などで見え方が異なるため、正確な測定はむずかしい。ある距離にある物体と、その背景の明るさを測ってコントラストから視程を求める測定法が、昔からいろいろ考案されている。また、段階的に濃さが変わる乳白色ガラスを通して目標を眺め、背景との区別ができなくなった際の濃度から、対応する視程を知る測器もある。いずれも、現在は日常の観測には使用されていない。飛行場の滑走路や自動車道路での視距離の測定には、投光器からの水平ビームの強さをある距離に置いた受光器で測り、光の減衰から算定する方法が用いられる。トランスミソメーターtransmissometerとよばれ、昼間は視程と同じ視距離が得られるが、夜にはかなり違った値になることもある。

[篠原武次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む