青菜に塩(読み)アオナニシオ

デジタル大辞泉 「青菜に塩」の意味・読み・例文・類語

青菜あおなしお

青菜に塩を振りかけるとしおれるように、人が元気がなくしょげるようすをいう。

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精選版 日本国語大辞典 「青菜に塩」の意味・読み・例文・類語

あおな【青菜】 に 塩(しお)

  1. ( 青菜に塩をふりかけると、しおれてしまうところから ) 元気を失って、しおれていることのたとえ。すっかり生気をなくして、ぐったりしているさま。
    1. [初出の実例]「青菜(アヲナ)にしほ」(出典:俳諧・世話尽(1656)曳言之話)

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ことわざを知る辞典 「青菜に塩」の解説

青菜に塩

青菜に塩をふりかけた時のように、元気だった者が何かをきっかけにすっかりしょげてしまうさま。

[使用例] 嬢様も〈略〉断然きっぱりと、世間がうるそうございますから当分お尋ねはお断り申します、そのうちお互いに身が定まりましたら改めて御交際を願いましょうと。荒尾先生、青菜に塩ですごすごと帰ったが、俺もその後ろ姿を見送った時は可哀相になったよ[内田魯庵社会百面相|1902]

[解説] 青菜は、色の青々とした蔬菜総称。みずみずしい青菜も、塩をふりかけると水分が出て、しおれてしまうことからこのようにいいます。

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とっさの日本語便利帳 「青菜に塩」の解説

青菜に塩

葉っぱに塩をかけるとしおれてしまうことから、人が元気なくしおれている様子。「青菜に塩をかける」「青菜をお湯につけたよう」とも。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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