青菜(読み)アオナ

デジタル大辞泉 「青菜」の意味・読み・例文・類語

あお‐な〔あを‐〕【青菜】

緑色葉菜カブコマツナホウレンソウなど。
カブ古名。〈新撰字鏡
[類語]若菜野菜蔬菜青物青果洋菜果菜花菜根菜葉菜茎菜葉物花物実物花卉菜っ葉有色野菜緑黄色野菜

チンツァイ【青菜】

《〈中国語〉》中国原産のアブラナ科の野菜。高菜一種

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「青菜」の意味・読み・例文・類語

あお‐なあを‥【青菜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 色が青々として勢いのよい草。また、新鮮な蔬菜(そさい)。〔東雅(1717)〕
  3. かぶ(蕪)」の古名。
    1. [初出の実例]「山がたに 蒔(ま)ける阿袁那(アヲナ)も 吉備人(きびひと)と 共にし摘(つ)めば 楽しくもあるか」(出典古事記(712)下・歌謡)

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世界大百科事典(旧版)内の青菜の言及

【カブ(蕪∥蕪菁)】より

…《和名抄》には,〈園菜類〉の部に蔓菁と蔓菁根が見え,和名は前者が〈阿乎奈(あおな)〉,後者が〈加布良(かぶら)〉となっている。阿乎奈は青菜で,カブの地上部の葉や茎をさし,茎立(くくたち)とも呼ばれた。葉菜として多用されたが,これが厳密にカブだけを指していたとは断定しがたい。…

※「青菜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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