頓才(読み)トンサイ

デジタル大辞泉 「頓才」の意味・読み・例文・類語

とん‐さい【頓才】

その場に応じてうまく働く知恵機転をきかせる才。頓知の才。
「彼等一流の奇智―をふるって」〈里見弴多情仏心

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「頓才」の意味・読み・例文・類語

とん‐さい【頓才】

〘名〙 その場その時に応じて自在にはたらく知恵。頓知の才。臨機応変の才。気転のきく才。
胡瓜遣(1872)〈仮名垣魯文〉初「ごまかしては頬張、〈略〉暇を見合せてその場を脱走は、自己ながら頓才(トンサイ)至極であったはへ」

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