がしんたれ(読み)ガシンタレ

デジタル大辞泉 「がしんたれ」の意味・読み・例文・類語

がしん‐たれ

《「がしん」は「餓死」の転、「たれ」は人をののしるときに用いる接尾語という。関西地方で使われる》意気地なし。能なし。甲斐性なし。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「がしんたれ」の意味・読み・例文・類語

がしん‐たれ

〘名〙 (「がしん」は「餓死(がし)」の変化したものか。「たれ」は人をののしるのに用いる接尾語。上方の語)
① 餓死するしか能のないやつ。甲斐性なし。意気地なし。能なし。
母と子(1914)〈里見弴〉「『そりゃもう痛がりのがしんたれだんね』かう云って母親は娘が十一二の頃腫物を切った時の話を始めた」
② 豆などの生長の悪いもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「がしんたれ」の解説

がしんたれ

東海テレビ制作、フジテレビ系列放映による日本の昼帯ドラマ。1979年10月~12月放映(全65回)。原作菊田一夫の同名小説。出演中村玉緒、田中和洋、藤岡琢也ほか。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報