そそや(読み)ソソヤ

デジタル大辞泉 「そそや」の意味・読み・例文・類語

そそ‐や

[感]驚きや感動を示すときに発する語。それそれ。そうそう。そりゃ。
「―など言ひて、灯とりなほし、格子放ちて」〈末摘花

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「そそや」の意味・読み・例文・類語

そそ‐や

〘感動〙
① 驚いたりうながしたり注意をひいたりする時に発する語。そりゃ。さては。それそれ。
源氏(1001‐14頃)末摘花「『そそや』などいひて、火とりなほし、格子放ちていれたてまつる」
相手発言に同意するときの語。
※源氏(1001‐14頃)夢浮橋「かくおぼつかなく侍るこそと、伏目にていへば、そそや、あな、うつくしなど言ひて」
③ 風が静かに吹く音を表わす語。特に秋風にいう。
※詞花(1151頃)秋・一〇八「荻の葉にそそや秋風吹きぬなりこほれやしぬる露の白玉大江嘉言〉」

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