たがね(英語表記)chisel

翻訳|chisel

日本大百科全書(ニッポニカ) 「たがね」の意味・わかりやすい解説

たがね
たがね / 鏨
chisel

機械部品の手工具の一つ。被加工物の削り代(しろ)の多いときや、鋳物表面のように粗雑な面を仕上げる前の、やすりがけの前工程に使われる。仕上げ用に普通使われるものは、はつり用平たがね、溝切りおよび粗はつり用のえぼしたがねである。一般に柄(え)は八角形の棒で、その一端が細くなって刃先を構成する。刃先の角度は、軟質金属用は30~40度、鋼用は55~60度である。鍛造用のたがねは被加工材の切断に使われる。ほかに特殊な用途のための種々のたがねがある。

[志村宗昭]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「たがね」の解説

たがね

三重県桑名市、たがねやが製造・販売する銘菓糯米(もちごめ)とうるち米を混ぜついた切り餅に溜り醤油をつけて焼いた煎餅

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android