とげ(棘)(読み)とげ

百科事典マイペディア 「とげ(棘)」の意味・わかりやすい解説

とげ(棘)【とげ】

植物では植物体から突出して先端が鋭くとがった硬い木質のものの総称で,針ともいう。その成り立ちによって茎針(カラタチ,サイカチ),葉針(ニセアカシアメギ),根針(ヤシ科の一部)と区別するほか,毛状体に属するもの(バラ,タラノキ)もある。動物では,体表から突出したキチン質,角質,石灰質などの付属突起をいい,ウニ(棘皮動物),ヤマアラシ哺乳(ほにゅう)類),ハリセンボン魚類)などさまざまな動物群に見られるが,起源はかならずしも同じではない。
→関連項目つる(蔓)

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